ほぐしの豆知識

心身に影響をもたらす【もみほぐし】の健康効果

投稿日:2019年5月29日 更新日:

もみほぐしを受けるのため茶色ののベッドと、茶色のバスタオル1枚が丸められている。

皆さんこんにちは!

施術後に、モヤモヤしていた気分がスッキリした経験はありませんか?
今まで何でだろうと疑問に思ったとしても、
思い過ごしかも...…とやり過ごしていかたも多いのではないでしょうか。

もみほぐしで身体が軽くなったり痛みが和らいだり、そんな経験は皆さんお持ちですよね。

ただ、身体だけではなく心にも作用するのが、もみほぐしの凄いところなのです!

今回は、もみほぐしの心身両面に作用する効果をお教えしますね。
心も身体も軽くなる理由が分かって、読み終わったあとは気分がスッキリしているはずですよ!

もみほぐしが健康に与える影響~からだ編~

知っていましたか?もみほぐしは身体を喜ばせる効果があるんですよ。

その理由を3つご紹介しましょう。

血のめぐりがよくなるため

ヨガがひと段落ついてい水分をとりながら談笑する二人の若い女性達。手ぬぐいで汗をふきながら、一仕事終えたという表情。

もみほぐしが血液の流れに関わっているのは何となく想像できますよね。
ただ、なぜ血流の改善効果があるのでしょうか?

筋肉を拡大していくと、周囲には血管の99%を占める「毛細血管」というとても細い血管が張り巡らされているのがわかります。
この毛細血管が押されたり・揉まれたり・擦ったりされるなかで、毛細血管の血流量が増大し、全身の血のめぐりがよくなるのです。

健康的で健やかな肌や髪を保つためには、身体の隅々まで十分な栄養素を届けることが必要です。

そして、その役割は「毛細血管」が担っています。

ですから、もみほぐしにより毛細血管の流れがスムーズになると、身体に必要な酸素や栄養素が細胞のひとつひとつまで行き渡り、いつまでも若々しい身体を保てるのです。

もみほぐしはアンチエイジング効果も期待できるのですね。

リンパの流れがよくなるため

もみほぐしにはリンパの流れを改善する効果もあるんですよ。
そもそもリンパとは何なのでしょうか?

最初によく耳にするリンパについて理解していきましょう。

リンパの役割

リンパには体内で不要となった老廃物(脂肪やたんぱく質)・細菌・ウィルスなどを回収する働きがあり、身体の健康にとって大事な役割を担っています。

リンパの流れが滞ってしまうと、老廃物や不要となった水分を適切に回収することができず、その影響は顔や手、脚などを中心に「むくみ」となって現れます。

身体の冷えや痛みなどの症状が出ることもあるので、リンパの流れは血液の流れと同様にスムーズに流れていることが大切です。

リンパの概要をつかんだところで、リンパの流れが改善する理由をご説明しますね。

リンパには血液と違い、心臓のように血液を循環させるポンプのような役割をするものがないので、リンパ液を循環させるためにはリンパ管(リンパ液が流れる管)に刺激を加えなければなりません。

人の動きにともなう筋肉の収縮や弛緩、呼吸するごとに起こる胸の圧力などがリンパ液を流す刺激となりますが、実はもみほぐしによる外からの刺激もリンパ液を流す助けとなるのです。

もみほぐしによって施術者の手から筋肉に刺激が伝わり、この刺激がリンパ管にも伝わるためリンパ液の流れを改善する効果があるのです。

もみほぐし後にむくみが解消されているのは、滞っていたリンパの流れがよくなり、老廃物や水分が適切に排出されたことと関係しているのですね。

肉体的な疲労を回復する効果があるため

疲労は原因別にいくつかの種類に分けることができるんですね。

そもそも疲労にはどんな種類があるのでしょうか?

神経的疲労

ノートパソコンと睨めっこしている、ロングでスーツ姿(色はブラックか紺)の女性。目がショボショボしている。

デスクワークでパソコンを長時間使ったときなど、神経や脳が緊張した状態が続いた結果によって起こる「脳の疲れ」です。
脳を酷使することで、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足し、神経的疲労が起こります。

症状としては「やる気が起きない」「十分に寝ていても眠い」などの精神的疲労によるものと判断しがちな症状が現れます。

回復させるためには、脳のエネルギー源であるブドウ糖の摂取が有効です。

精神的疲労

眉間にしわを寄せ、目頭を手でつかんでいる女性。

精神的疲労はストレスが原因となる疲労です。人間関係や仕事上の問題などで強いストレスを感じることで、「心の疲れ」である精神的疲労へとつながります。

精神的疲労は休んでも疲労感が解消されないことから、ストレスが日増しに蓄積していき悪循環に陥りがちです。

対処法としては適度にリラックスできる運動がよいとされていますが、ストレスの原因となるものを明らかにし、ストレス源から離れることも大事なことです。

肉体的疲労

うつ伏せ寝の状態で手にはアナログ式の白色の目覚まし時計をもっている。

そして、もみほぐしで回復する疲労が「肉体的疲労」です。

肉体的疲労は筋肉を動かすためのエネルギー不足や、疲労物質である乳酸の蓄積が主な原因です。

エネルギー不足の状態では、ガソリンが切れた車のように身体を動かすことが難しくなりますし、乳酸の蓄積は疲れやだるさ・筋肉の張りとなって身体に不快な症状を引き起こします。

もみほぐしで疲労回復する理由は、血流の改善とともに、溜まっていた老廃物が体外に排出されやすくなるためです。
もみほぐしによって身体のこりが解消され、血行がよくなり溜まっていた乳酸が血液に乗って体外に排出されます。

その結果、疲労回復につながるのです。

もみほぐしが健康に与える影響~こころ編~

もみほぐしは身体だけではなく、心を健やかに保つ効果もあるんですよ。

その理由をからだ編と同じように、3つご紹介しますね。

自律神経のバランスが整うため

もみほぐしに血行の改善効果があることは先ほどご説明しましたよね。
自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあることは、皆さんもご存知だと思います。

自律神経の2つの役割

  • 交感神経…….緊張しているときに活動している神経。「闘争と逃走の神経」とも呼ばれ、激しい活動(脳活動を含む)を行っているときに活性化する神経。
  • 副交感神経…リラックスしているときに活動している神経。「休息の神経」とも呼ばれ、夜間に活性化する神経。

この2つの神経は、どちらか一方が活動すると、もう一方は抑制されることによってバランスをとっています。

もみほぐしによって自律神経のバランスが整う理由は、筋肉の緊張がほぐれて血流がよくなるためです。
副交感神経が優位になると血行がよくなりますが、血行をよくすることによっても副交感神経を優位にすることができるのです。

もみほぐしによる血流の改善効果は、現代人に多い交感神経が過剰に優位になりがちな状態を、「副交感神経」優位の状態に切り替えられることから、自律神経のバランスが整うことにつながります。

精神を安定させる効果があるため

チェックシャツの肘より先の手だけが移っており、両手でブラックコーヒーを包み込むようにもっている。

もみほぐしを受けた多くのかたは、この効果を実感したことがあるのではないでしょうか。

これは自律神経のバランスが整うこととも関係しているのですが、自律神経のバランスが整い、副交感神経が優位になると身体はリラックスした落ち着いた状態になります。

この状態がすでに、不安や緊張から解放された穏やかな精神状態といえるかもしれませんね。

さらに、もみほぐしには血圧を下げる効果もあるんですよ。

血圧が下がる理由ですが、副交感神経が活性化すると、人の身体は自然と心拍数や血圧が下がるようにできています。
また、身体を揉まれることで血のめぐりがよくなり、更に血圧が下がりやすい状態になります。

副交感神経が高まったことによるリラックス効果と、もみほぐしによる血圧の安定などが重なり、心が穏やかになるんですね。

ストレスを解消する効果があるため

若い女性が温泉で方からさきを湯船の中から出し、嬉しそうな表情で上を見つめている。

ストレスを感じると、副腎皮質ホルモンの「コルチゾール(別名:ストレスホルモン)」が増えることがわかっています。
ただ、もみほぐしの凄いところは、ストレスでいっぱいになったコルチゾールを下げる効果があるんです。

コルチゾールの減少はストレスの緩和につながりますから、もみほぐしはストレスによる不安感やイライラの軽減に効果的といえるかもしれませんね。

それと、皆さんは「オキシトシン」と呼ばれるホルモンをご存知でしょうか?

別名で、幸せホルモンや抗ストレスホルモンとも呼ばれている、身体から不安やストレスを取り除き安心感や信頼感を高めるホルモンです。
このホルモンは人の身体に触れることで発生することがわかっています。

施術中は常に身体に触れられている訳ですから、その間は「オキシトシン」の分泌が普段より盛んになっているんです。
ですから、施術が終わった後は、オキシトシンで心が満たされ、施術前よりもストレスがずっと少なくなっているのです。

もみほぐしの理想的な頻度

もみほぐしに理想的な頻度というものはあるのでしょうか?
皆さんはいつも予約をとるときに、施術者と相談しながら決めていますか?

もみほぐしの理想的な頻度ですが、結論からいうと「人によって違う」ということですね。

もみほぐし後に身体が軽くなり、気分もよくなり、この感覚を味わうために回数を多くしたいと感じるときは施術者とよく相談しましょう。

というのも、筋肉をほぐすという行為を頻繁にすると、筋肉を傷めることにつながる場合がありますし、もみ返しや筋肉痛といった不調がでることも十分にあり得るからです。

また、更なる気持ちよさを求めて、強く揉んでもらいたいと思うようになるかもしれません。

強いもみほぐしを受け続けていると、筋肉が硬くなり症状が重くなることも考えられます。
ですから、施術回数を決める際は、施術者との相談を欠かさないようにしましょうね。

もみほぐしは心身両面に効果があります

Vネックの水色のTシャツ姿の女性が両手で笑顔でガッツポーズをとっている。

今回は心と身体に作用するもみほぐしの効果をご紹介しました。

血流の改善やそれに伴う疲労の回復効果については、皆さんもご存知だったのではないでしょうか?

また、リンパ液の滞りを解消する効果もあり、余分な水分が取り除かれることによって「むくみ」の解消につながる効果は男女ともに嬉しい効果ですよね。

心に作用する効果も見逃せないものばかりでした。

自律神経のバランスを整える効果は、イライラや不安・緊張感に苛まれて日常生活を送っているかたの場合には、心の安らぎを取り戻す絶好の機会にになるかもしれませんね。

その他にも、施術者に触れられることによって、幸せホルモンである「オキシトシン」がたくさん分泌するようになるので、リラックス効果やストレス解消効果も期待できます。

沢山のメリットがあるもみほぐしですが、通う頻度は施術者とよく相談してくださいね。
何事もやりすぎは禁物ですよ...笑

皆さんもぜひ、この効果を体感しに来ませんか?
ご来店お待ちしております^^

-ほぐしの豆知識

Copyright© ほぐし処岩槻 , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.