もみほぐしを受けに行くとき、何を着ればいいかわからずに悩んだことはありませんか?
肌を締め付ける服装だと全身が動かしにくいので、相応しくないのは想像できます。
厚手の生地、滑りの悪いジーンズなども動きが妨げられるので何となく向いていないのは分かりますよね。
では、施術を受けるときはどんな服装がよいのでしょうか?
今回は施術に適したおすすめの服装や、その他で気を付けることについて解説します。
服装選びで押さえておくポイント
もみほぐしを受ける基本の服装は、施術者にとっても、施術を受ける側にとっても"ストレスを感じにくい"服装です。
ここでは服装選びの3つのポイントをご紹介します。
① ゆったりサイズのもの
きつすぎる服は選ばないようにしましょう。
施術者にとっては施術を受ける人の体を思い通りに動かせなくなりますし、筋肉の動きも分かりにくくなります。
また、体が締め付けられるとストレスとなり、リラックスするのが難しくなります。
気持ちよく施術を受けるためにもゆったりサイズの服装選びは大切です。
② 薄い生地のもの
なるべく生地の薄いものを選ぶようしましょう。
厚手の生地だと施術中の筋肉の動きや、硬さを確認することが難しくなってしまいます。
施術をする側の立場にたった服装を意識できるといいですね。
③ 滑りにくい素材のもの
服は滑りにくい素材のものを選びましょう。
もみほぐしは服の上からもんでいきますが、手指が滑ってしまう素材の服だと、もんでいる部位をしっかりとほぐすことが難しくなるためです。
もみほぐしに適した服装と避けたほうがいい服装
どんな服装をすれば、施術する側も受ける側もストレスが生じないのでしょうか?
具体的な服の種類をみていきます。
おすすめの服装
ゆったりとした体を動かしやすい服装が適しています。
"ジャージ、スウェット、トレーナー"など体の動きを妨げない服装がいいですね。
他にはゆとりのあるチノパンやTシャツでもOKです。
これらの服装に加えて、前述した3つのポイントを押さえているものだとより適しています。
避けたほうがいい服装
もみほぐしに適していない服装は、「服装選びで押さえておくポイント」と逆の特徴をもったものになります。
もみほぐしで避けるべき服装を下記にまとめました。
NGな服装例
- 体を締め付けるような服装で、全身の動きが妨げられるもの
=ジーンズ、ワイシャツ、伸縮性のないスラックス - 生地が厚いもの(施術者が筋肉の動きやハリを手指で確認しずらい)
=ベルベット生地のもの、トレーナー - 滑りやすい生地のもの(手指が滑ってしまうので思い通りにほぐせない)
=絹、ポリエステル、ナイロン素材でできている服
また、胸元が開きすぎた服や、大きな刺しゅうやボタンが付いた服も避けるようにしましょう。
常識の範囲内で服装選びが大切です。
服装選びのポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 施術しやすい服装で、かつ施術を受ける側もストレスを感じにくいもの
- 胸元が開きすぎている服装など、施術者が戸惑ってしまうような服装は避ける
*タンクトップ、ショートパンツも含みます
上にあげたポイントを押さえて、もみほぐしに適した服装で施術を受けましょうね。
服選び以外で気を付けるべきこと
もみほぐしを受けるときは他にも気を付けるべきことがあります。
例えば、髪型やアクセサリー類など、どうすればいいのか考えてしまう場合がありますよね。
順番にみていきましょう。
髪は左右どちらかに寄せる
髪が長い場合はポニーテールやお団子ヘアなど、きっちり固定する髪型は避けるようにしましょう。
高い位置でまとめた場合は施術を受ける際に邪魔になりづらいですが、横向きで寝るときに邪魔になる可能性があります。
ですので、なるべくなら避けたほうが無難です。
施術者から「髪は1本にまとめてほしい」と要望があるかもしれませんが、そうでなければ髪は縛ることなく左右どちらかに流すようにしましょう。
また、縛る場合も緩めに縛ると髪が流しやすいので、施術者に優しい髪型になりますね。
アクセサリー類は身に着けない
ネックレスやチョーカー、時計などのアクセサリー類ははずすようにしましょう。
着用したままだと施術に支障をきたすためです。
また、ヘアピンは使わないか、施術前にはずすのが好ましいでしょう。
はずれた場合、施術者・施術を受ける側の双方が危険だからです。
はずしたアクセサリー類は持参した小袋に入れるようにして、紛失を避けるようにします。
その場ではずすのが困難なネックレスなどは、もみほぐし当日の着用は避けるようしましょう。
サポーター、テーピング、湿布薬もはずす
もみほぐしの妨げになるのは上記の3つだけではありません。
体に巻き付けるサポーター類もはずすようにします。
痛みを感じていなかったり、違和感がなかったりする部位でも筋肉の動きや硬さを確認する場合があります。
その際に、サポーターなどは筋肉の動きを確認する妨げとなるのです。
施術者にも受ける側にも優しい服装と髪型を心がけましょう
『どんな服を着てけばいいのだろう?』
今回はそんな疑問を解消する内容をお伝えしました。
ポイントは、施術する側もされる側も双方に不都合が生じない服装を選ぶことです。
もみほぐし前に意識してほしいことは、服装だけではありません。
サポーターを装着しない、アクセサリー類ははずす、髪型はサイドに流すなど幾つかあります。
施術前は服装や髪型、アクセサリー類の有無などを確認して、もみほぐしに最適な服装を心がけましょうね。